こんにちは。シルバーキング池田邦泰です。
前回は、北海道・下川町の「森と太陽のハイブリッド発電」を紹介しました。
今回は、さらにユニークな取り組み――
“市民が出資して電力を生み出す” 長野県・飯田市のメガソーラーです。
飯田市は、南信州の美しい山々に囲まれた町。
この町で2014年、市民が共同出資する形でメガソーラー発電所が誕生しました。
その名も 「メガソーラーいいだ」。
地元住民や企業が小口出資し、出資金をもとに建設された太陽光発電所です。
年間発電量は約1,000世帯分――
売電によって得られた収益は、地域福祉や教育、環境保全活動に還元されています。
ここで特筆すべきは、“市民が主役”ということ。
誰かが作ってくれるのを待つのではなく、
自分たちで未来を創るという意識が町を動かしました。
飯田市の環境モデル都市宣言には、こんな一文があります。
「地域にある資源を、地域の知恵で生かす。」
まさにそれを体現したのが、このメガソーラー事業です。
再エネは「遠い政策」ではなく、「身近な選択」だと気づかせてくれます。
次回は、私の地元・兵庫県に焦点を当てましょう。
🌾 加西市 ― 産業用地を再エネ拠点に変える挑戦をご紹介します。
日本の地方都市が、どのように未来型エネルギーへ転換しているのか。
そのリアルな動きをお伝えします。
―― シルバーキング 池田邦泰

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