こんにちは。シルバーキング池田邦泰です。
前回は、市民が出資してメガソーラーを生み出した「長野県・飯田市」を紹介しました。
今回は、私のふるさと・兵庫県から、加西市の再エネ導入と蓄電プロジェクトをお伝えします。
加西市は兵庫県の中央部に位置し、農業と工業が共存する町です。
近年、企業の撤退などで使われなくなった産業用地を「再生可能エネルギーの拠点」として再生する計画が進んでいます。
市が策定した「再エネ導入ゾーニング事業報告書」では、
太陽光発電に最適なエリアを明確化し、民間企業との連携を加速。
その中心となるのが――
出力13MW/蓄電容量55MWhの大規模蓄電システム(BESS)計画です。
これは、太陽光で発電した電力を大型リチウムイオン電池に貯め、
昼夜を問わず安定的に供給する仕組み。
災害時の非常電源としても機能し、地域全体の「電力レジリエンス(強靭性)」を高めます。
加西市が目指すのは、単なる再エネ導入ではなく、
“発電・蓄電・活用”を一体化したエネルギーの地産地消モデルです。
これにより、企業の再エネ調達(RE100対応)を支援し、
雇用と税収を地域に還元する循環型経済を築こうとしています。
地方都市が「環境」だけでなく「経済」も動かすこの挑戦。
まさに、加西市は“エネルギーとまちづくりの融合”を体現しています。
次回は同じ兵庫県の海辺の町――
🌊 赤穂市 ― 海と太陽が生む、再エネの新潮流 をご紹介します。
太陽の光と海風が、どのように地域を変えているのか。ぜひご期待ください。
―― シルバーキング 池田邦泰

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