こんにちは。シルバーキング池田邦泰です。
これまで、日本各地で進む再生可能エネルギーの取り組みをご紹介してきました。
今回は視野を世界へ広げ、各国の再エネ戦略と特徴的な動きを見ていきましょう。
まず世界全体で見ると、
再生可能エネルギー(Renewable Energy)はすでに世界の総発電量の約33%を占めています。
そのうち、水力が約15%、風力が9%、太陽光が7%程度――
まさに「風と光」が地球の未来を動かす時代です。
🌞 ドイツは「エネルギー転換(Energiewende)」政策を掲げ、
早くから再エネの主力電源化に挑みました。
電力市場を自由化し、市民や企業が自ら電力を作って売る仕組みを確立。
結果として、国内の再エネ比率はすでに50%を超えています。
🇺🇸 アメリカでは、州ごとに政策が異なりますが、
カリフォルニア州がリードし、2035年までに再エネ100%を目標としています。
テスラをはじめとする企業が「太陽光+蓄電」の家庭用モデルを普及させ、
個人のレベルでも脱炭素が進んでいます。
🇨🇳 中国は世界最大の太陽光パネル生産国であり、
新疆・青海などの砂漠地帯で数千MW級のメガソーラー群を展開。
同時に風力タービンの生産でも世界シェアを握り、
“量で地球を変える”アプローチを進めています。
🇩🇰 デンマークは、風力発電が電力供給の約60%を超え、
北海の風を国の力に変えました。
さらに洋上風力の技術輸出で、ヨーロッパ全体の再エネ化を牽引しています。
そして日本。
再エネ比率はまだ20%台ですが、
太陽光・風力・地熱・バイオマスなど、潜在力は非常に大きい。
課題は“地域と企業が手を取り合える仕組み”をどう築くか――
それこそが、私たち一人ひとりの課題でもあります。
次回は、最終回として、
🔋 AIと蓄電技術が切り開く「次世代の太陽光発電」をテーマに、
未来への展望をお話しします。
―― シルバーキング 池田邦泰

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