【風と共に生きる-無料メール講座-Day4】AIの現状と今後の予測──未来の風をつくる技術

昨日は、日本が成長の勢いを失い、港町にまで影を落とした停滞の歴史を振り返りました。
しかし、時代は今、新しい大きな変化の入り口に立っています。
その中心にあるのが──AI(人工知能)です。

近年のAIは、もはや研究室の実験ではなく、
ビジネス・医療・教育・ものづくりなどあらゆる現場に浸透し始めています。
特に2022年以降に登場した生成AI(ジェネレーティブAI)は、
文章や画像・音声・動画を瞬時に生み出し、
私たちの働き方や暮らしを根本から変えつつあります。

世界ではAIを活用した自動運転や医療診断、
ロボティクス工場の完全自動化が急速に進み、
産業構造そのものが再編されようとしています。
経済学者はこれを“第四次産業革命”とも呼び、
2030年代にはAIがGDP成長の主要なエンジンになると予測しています。

主人公・津村源一がかつて製鉄所で挑んだ
「浮力で設備を支える」という発想は、
技術と現場を結びつけた革新でした。
今のAIも、異なる分野をつなぎ未来の可能性を広げる“風”です。

ただし、AIの力は無限ではありません。
データとエネルギー、そして人間の意思の活かし方が鍵となります。

明日のDay5では、日本におけるAIの普及と世界とのレベルの違いを、
具体的な事例を交えてお話しします。
新しい風をつかむために、私たちはどこまで来ているのか──
ぜひ一緒に見ていきましょう。

シルバーキング 池田邦泰
(『風と共に生きる』著者)

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