AIの賢さはアルゴリズム以上にデータの質とアクセス性で決まります。
ここを整えずにAIを導入しても成果は伸びません。
しかし最初から巨大なデータベースを構築する必要はありません。
まずは頻繁に使う社内資料だけを整えることが重要です。
具体的には
①社内規程、
②価格表、
③提案書や見積雛形、
④FAQ、
⑤実績リスト
の五つです。
これらを部署をまたいで共通の検索可能な場所に集約するだけでも、AIの出力精度は向上します。
ファイル名は「日付種別版_要約」といった命名規則で統一し、更新責任者を決め、版管理を徹底します。
さらにアクセス権限を最小権限の原則で設定し、持ち出しルールを明確にしておくと安心です。
次に、顧客属性や商品属性など構造化できるデータをCSVなどの表形式で整備し、AIに結合・集計を指示できるようにします。
テキストと数値がそろうことで、AIは単なる要約者から分析アシスタントに進化します。
ここで大事なのは完璧主義を捨てることです。
全データを整える前にまず使うものを整え、実務に活用しながら不足や誤りを見つけ、改善を回す。
このループを回すうちに、質と量は自然に整っていきます。
CTA
👉 今週使う資料トップ10を集め、命名規則を統一し、更新責任者を決めてください。
次回予告
DAY8では、AIの基盤であるデータセンターと再生可能エネルギーの視点を掘り下げます。
P.S.
データは資産です。棚に眠らせず、台所で使う前提で整えることが重要です。

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