北欧のデンマークに「サムス島」という小さな島があります。
人口はわずか4,000人。
かつては電力も燃料もすべて本土から輸入していました。
しかし1997年、島の人々は決意しました。
「この島を、風で動かす」と。
それから10年後――
陸上に11基、洋上に10基の風車が立ち並び、
いまでは電力の100%以上を自給。
風で得た利益は島の学校・病院に還元され、
観光客は“風の学び”を体験しに世界中から訪れます。
この島には大企業も政府支援もありません。
あったのは、「自分たちでやる」という地域の誇りでした。
👉 次回は、その誇りがどのように日本に受け継がれているかを見ていきましょう。

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