J-REITの10周年を迎えてdataがかなり蓄積されてきた。
特に東京圏においてその蓄積が進んでいる。最近、日本不動産研究所からJ-REITのdataを使用した「共同住宅におけるキャップ・レートのスプレッドに関する実証的研究」という論文が公開された。
J-REITのdataからは、純収益及び不動産の価格が与えられており、還元利回りを計算することが可能である。難点は、その他の地域要因、個別的要因のdataが少ないので、還元利回りを求めるための統計的解析を行っても重相関係数が低い事である。
近畿圏におけるdata数について調査してみた結果、東京23区に比較して大阪市で1/3弱と非常に少ないが次の機会に同様の検討を行ってみたい。

コメント