こんにちは。シルバーキング池田邦泰です。
前回は、兵庫県・加西市で進む「太陽+蓄電」の再エネ拠点づくりを紹介しました。
今回は同じ兵庫県の西端、瀬戸内海に面した赤穂市から、
“海と太陽が共に働く町づくり”を見ていきましょう。
赤穂市は古くから塩づくりと港湾産業で発展してきました。
しかし近年は、製造業の縮小や港湾の利用減少により、
海辺の広大な土地の新たな活用が課題となっていました。
そこで登場したのが、メガソーラーによる再生プロジェクトです。
市内の臨海工業地帯に広がる敷地に太陽光パネルを設置し、
数MW規模の電力を地域に供給。
電力は工場や港湾施設の運営にも活用され、
CO₂排出削減とエネルギーコスト削減の両立が進んでいます。
この事業の特徴は、地域企業と外部技術パートナーが連携している点です。
太陽光パネルの制御や発電モニタリングにはAIとIoT技術が導入され、
発電効率の最適化と、天候変動への自動対応が可能になっています。
さらに、港湾エリアでは蓄電池と連携した夜間照明や港湾電源の供給も進行中。
昼は太陽が、夜は蓄電システムが港を支える――
まさに「24時間稼働する再エネ港湾都市」へ向けた第一歩です。
赤穂の取り組みは、エネルギーと産業の融合、
そして“再生”という言葉の本当の意味を教えてくれます。
次回は、全国でも注目を集めた革新的な試み――
🚢 千葉県・市原市の「浮体式メガソーラー」についてお話しします。
海面に浮かぶ巨大な太陽光発電が、なぜ世界の注目を集めているのか。
その理由を、わかりやすくお伝えします。
―― シルバーキング 池田邦泰

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