【太陽光発電についてお答えします!無料メール講座-Day6】千葉県・市原市 ― 世界が注目する「水上の太陽光発電」

こんにちは。シルバーキング池田邦泰です。
前回は、海と太陽が協働する町――兵庫県・赤穂市の再エネ事例を紹介しました。
今回は、さらに革新的な挑戦を続ける千葉県・市原市の話題です。

この市原市には、世界最大級といわれる山倉ダム浮体式メガソーラーがあります。
水面に太陽光パネルを浮かべ、13.7MW(メガワット)という大出力を実現。
これは約5,000世帯の電力をまかなえる規模です。

この発電所の特徴は、「浮く」ことの意味にあります。
水面上に設置することで、地上の土地を使わず、
農地や住宅地を圧迫しないだけでなく、
水面の冷却効果で太陽電池の温度上昇を抑え、発電効率が向上します。

さらに、浮体部材には高耐久の樹脂素材を採用。
暴風雨や波浪にも耐えるよう設計され、
安全面でも極めて高い信頼性を確保しています。

このプロジェクトを手がけたのは、京セラと東京センチュリー。
日本の技術力と金融の融合が、世界に先駆けた「水上発電モデル」を形にしました。

山倉ダムの水面に浮かぶ太陽パネルは、
まるで“静かなエネルギーの海”のようです。
太陽が昇るたび、光が水面を反射して未来を照らす――
それは、自然と技術が共存する象徴的な風景でもあります。

この取り組みは、いまや世界各国の研究者や政策担当者の注目を集め、
日本発の浮体式技術として新しいエネルギー地図を描き始めています。

次回は、視点を少し広げて世界全体を見てみましょう。
🌍 世界の再生可能エネルギーの特徴と最前線について、
地域ごとの動きと、日本が学ぶべきヒントをお伝えします。

―― シルバーキング 池田邦泰

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