日本で最初に本格的な洋上風力が動き始めたのは、秋田県能代港。
13基の大きな風車が、灰色の日本海に立っています。
その姿は、まるで海を見守る灯台のようです。
このプロジェクトでは、港湾関係者・漁協・行政が一つになり、
何年もの調整を重ねて建設が実現しました。
完成後、地元には新しい雇用が生まれ、
風車の整備や警備、見学ツアーなど、地域の経済が動き出しています。
「海の恵みを奪うのではなく、海と共に生きる」――
それがこの町の合言葉です。
風力発電は、ただの発電所ではなく、
地域の再生プロジェクトなのです。
👉 次回は、さらに進んだ“海に浮かぶ風車”のお話を。

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